ラーメンににんにくを

うどんにはしょうがを

サマソニのレディへ時に捻挫した話

 サマソニ2日間行ってきた、レディへを観に行った。

 結論から言えば私はクリープを聴けなかったしほとんどまともに見られなかった。

 

 そもそもなぜサマソニに行くことになったかというと恋人がレディへ信者だからである。特にジョニーグリーンウッドを敬愛しており、何かあるたびに彼の名前を挙げている(同等に好きなのはシガーロスのヨンシーらしい)。サマソニ1日目が終わる頃には「レディへ時の体力ために明日は途中から行く」と言い出し、当日に至っては「サカナクションからの4時間、おむつつけた方がよかったか」と言い出した。どうやらレディへのためなら人間もやめられるらしい。

 

 サマソニ2日目は酷く暑かった。私は恋人よりも先に現地入りし、幕張エリアで数バンドをフラフラと見ていた。ご飯を食べになんだかんだ早めに来た恋人と合流し、ぶらぶらと過ごすもののここで第一の問題が発生する。私が日射病になってしまった。これに対し恋人は手厚い介護とともに「レディへで倒れるなよ…倒れるくらいなら今帰ってくれよ…」と必死に訴えかけてくる。私のせいでレディへを見れなくなるのは申し訳ないけどその時点でレディへまで3時間以上あるのに必死すぎだろうと思った。

 時間の経過とともに回復し、快調でサカナクションに向かう。レディへ地蔵、サカナクションファンともみくちゃになりながらライブを楽しみ、次はレディへかとこの時はワクワクしていた。ここまではよかった。本当によかった。

 

 何がよくなかったかというとサカナクションが終わり、ぐいぐいと前に行ってしまったことだ。予想以上に前まで来てしまった。密度がすごかった。酸素が薄かった。呼吸ができない。そう第二の問題は私が過呼吸になりかけたことだ。周りが比較的男性が多かったこともあり、周りが熱気に囲まれ息が苦しくなる+人混み+持病の貧血への心配+恋人に迷惑をかけたくない気持ちでもみくちゃになり私の呼吸は荒くなっていた。考えすぎも原因だと思い、ライブが始まるのを待っていたがなかなか始まらない。そしてそれを恋人に悟られてはいけない。まさに地獄だった。恋人はこの間熱中症を心配してくれたのか私に水を飲むことを勧めた(息苦しいのは察していなかったようだ)。この時そういえば自分はメンヘラだったと思い出した。

 

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 なんだかんだで耐え抜きライブが始まった。正直言って新譜を聞いてないし信者というほど好きなわけでもない。そんな私ですらこれはとんでもないものを見ているぞと理解できるパフォーマンスだった、と思う。

 3曲目か4曲目かだったと思う。恋人が大好きなジョニーグリーンウッドがギターソロを弾き始めた。恋人は私の手を静かに握り涙目になっていた。そのとき心底「彼が幸せそうでよかったな」と思えた。曲が終わり、彼は私に何か囁いてきた。全く聞き取れなかった。聞き返したら「俺具合悪いから外出るわ」と言い彼はスタッフに声をかけ救護テントに運ばれて行った。全く状況が把握できなかった。私はトムヨークの声が鳴り響き、信者がステージを見つめる中一人置き去りにされてしまったのだ。これに気づいたお姉さんがスタッフに声をかけてくれ私は無事脱出することができた。

 結局恋人は脱水症状を起こしていたらしい。まさかの第三の問題はあれだけ水を飲めだの倒れるなら帰れだの言った恋人自身の発病だった。世の中何があるかわからない。その後会場の外で音漏れを聞きながら私はビールを飲み彼はポカリを飲んだ。彼は結局ラスト近くに会場に戻り、私は一人ビールを飲んだ。

 

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 恋人から「今からアンコールだぞ」と連絡が届きそろそろ戻ってみるかなと思った矢先、Let Downのイントロが聴こえてきた。これは急がねばと痺れた足で何とか立ち上がり、歩き出そうとした瞬間、私は痺れた足に耐え切れずその場で倒れた。

 

 こうして私は捻挫した。

 

 その後はと言うと捻挫した足で会場に入り、Let Downを聴き終え携帯を見たら「また具合が悪くなってきたから帰ろう」という恋人からの連絡が届いており、私は会場を後にした。こうして私のサマソニは終わった。

 恋人にクリープやるかもしれないよ?と言っても「クリープは最早クリープが名曲なんじゃなくてレディへのクリープを見た事実をみんなが喜んでいるだけだから聞かなくてもいい」と言い捨てられた。実際のところ悔しさから出たものではなくLet downを観れたから満足だったらしい。

 

 今日一日で感じたことは健康が第一、と言うよりも無理をしてはいけないということだ。小学生みたいな教訓だ。しかし過呼吸を起こしかけたときは本当に恋人が好きなものを見るときは一緒にいてはいけないのかもしれないとまで思えた。まず虚弱体質を治そう。

 そして「なんかすごそう」という感想しか抱くことができないほど一瞬しか見られなかったレディへ、次の機会には本当に絶対にしっかり見届けたい。